【あ】

【不適切なあいづちは致命傷】 ―よくある会話で適切なあいづち5選―

 

あいづち(相槌)は

相手の話の途中で、短い言葉を入れたりうなずいたりする事で

由来は鍛冶をするとき、相手に合わせて打つ槌の意味から来ています

 

 

相槌

 

相槌が上手くいかなければ良き刀が生まれないように

会話のあいずちも一つ間違えれば相手との関係が上手くいかない事があります

 

今日はコミュニケーションが楽になるあいづちを

会話の内容ごとに確認しておきましょう 

 

 

【あいづち上手は会話上手】 ―よくある会話で適切なあいづち5選―

 

心配事

 

【使用あいづち】

 

心配ですね

 

週末の天気、子供の将来、地球の温暖化、小テストの結果などなど

 

 

心配ごとは人それぞれで
心配度合に大小はなく、等しく心配です

 

 

その為、こちらのモノサシで心配ごとの大きさを図ったような言い方は
相手の反感を買う事があります

 

 

「大丈夫ですよ」と返すと無責任に聞こえ
「大変ですね」と返すと他人事のように聞こえます

 

 

素直に相手の気持ちをそのまま言語化するのが
シンプルですが一番相手に届きます

 

 

苦労話

 

【使用あいづち】

 

それは大変でしたね

 

 

苦労話はその労をねぎらう事が一番大切です

 

気の毒そうな表情であいづちを打てば

「この人は分かってくれている」と感じてくれるはずです

 

 

【使用エピソード】

  

最近、終戦後食べるものがなくて苦労したという話を聞きました

 
ひもじい思いをするという苦労を私はしたことが無く
「それは、、大変でしたね」というしか言葉が出ませんでした

 
ただ、会話は途切れることなく
普段あまり自分から話されない方が30分以上話されていたのが印象的でした

 

 

愚痴

 

【使用あいづち】

 

お察しします

 

「わかりますよ」と返すと
「いや、まだわかってない。全然わかってない」と反感を買う事があります

 

神妙な顔でお察ししますと言っておくのが無難です

 

 

 

自慢話

 

 

【使用あいづち】

 

よかったですね

 

 

人の自慢を聞くときに気を付けたいのは、途中で茶化したり皮肉を口にしたりせず
全力で共感している様子を出すことです

 

 

例えうんざりしていてもその気持ちを見せずに応じるのが
大人の対応です

 

 

あなたが大人の対応をとっている様子は

周囲の人は必ず見ています
そしてきっとあなたの評価となって返ってきます

 

 

 

自慢話2

 

 

【使用あいづち】

 

それは何よりです

 

「息子が進学校に合格した」「夫が昇進した」など
自分ではなく、身内の自慢に有効です

 

 

身内の自慢話は
自分で体験した事ではなく「うれしい事実」を伝えているだけに過ぎない為

 

 

「よかったですね」というと
「いや第一志望は他にあったんで別によかったってほどでもないけど」
みたいに知ったかぶりをするなという空気になることがあります

 

 

面倒ですね🐱

 

 

「何より」は「最良・最上であること」という意味なので
「素晴らしい・うれしい・安心」などの気持ちをあいまいに表現できる優れものです

 

 

変な意味にとらえられるリスクが小さく
相手に与える共感度が大きい
攻守にすぐれたあいづちといえます

 

 

しりとり先生
しりとり先生
あいづちを上手く打てる人はいつも会話の中心にいますし、はなしたくなる雰囲気を持つ人はほぼすべてあいづち上手です🐱

Twitter:しりとり先生 @siritorifun (フォローお待ちしております)