【季節ー冬】

【綺麗な季語(冬)】―知っておくと冬が楽しくなる美しい言葉11選―

 

 

この景色綺麗だけど

どのように表現していいかわからない

 

 

そんなことありませんか?

 

 

印象深い風景や情緒には

それをあらわす表現があります

 

 

特に印象的で先取りしておくと楽しくなる冬の季語をまとめました

 

 

【綺麗な季語(冬)】―知っておくと冬が楽しくなる美しい言葉11選―

  

冬萌(ふゆもえ)

 

 

冬の暖かい日に

木の芽や草の芽が萌え出でるさま

 

 

 

 

冬枯れの中 目を凝らすと

枯草の下に緑が混じっている事があります

 

 

鐘冴ゆる(かねさゆる)

 

 

冬の冷たい空気の中で夜に鐘の音が冴え冴えと聞える事

 

 

 

 

音の伝わり方は地表の温度が低く
上空があたたかい状況が一番遠くまで伝わります

 

 

その為

1日で比べれば昼より夜
季節で比べれば夏より冬のほうが
音は遠くに届きます

 

出典:weathernews

 

六花(むつのはな)

 

雪の異名

 

 

雪の結晶が六角形であることから

 

 

六花(むつのはな)

 

雪の結晶は樹枝状六花、六角板、六角柱など、実に35種類の形が確認されていますが

必ず六角形になります

 

 

 

 

ふくら雀(ふくらすずめ)

 

 

寒さの中羽毛を膨らませたすずめのこと

 

 

 

 

まるまると太ったように見える雀はとても可愛らしく見えます

 

 

かじけ猫(かじけねこ)

 

 

寒さでちぢこまりじっとしている猫

 

 

かじけ猫

 

さむさをこらえる猫は

なんとも言えない哀愁を漂わせる表情をしている事が多いです

 

 

 

垂り(しづり)

 

 

 

垂り

 

木の枝に降り積もった雪が落ちる事
またはその雪

 

しづり雪、しず

とも

 

 

がさっという音が鳴ることもあれば

湿った雪が大量に垂るときはバキッ!と枝も一緒に折れてしまう音に

驚かされることも

 

 

枯れ野見(かれのみ)

 

 

冬、枯れた野の景色を見に行く事

 

 

 

 

「花見」や「月見」のように
かつては枯れた野に風情を感じて
「枯れ野見」に行きました

 

 

 

凍蝶(いてちょう)

 

 

寒さの中ほとんど動かず
凍り付いたように動かない蝶

 

 

冬の蝶、冬蝶と共に冬の季語です

 

 

凍蝶(いてちょう)

 

 

「蝶」は春の季語ですが
言葉を変えて色々な季節にいろどりを与えてくれます

 

 

冬枯れの寂しい山で冬蝶がふわっと飛んでいるのを見かけ

元気をもらったことがありました

 

 

 

 

 

虎落笛(もがりぶえ)

 

竹垣や柵、電線や物干し竿などに
強い北風が当たり
ヒューヒューと笛のように鳴る音の事

 

 

虎落笛(もがりぶえ)

 

 

虎落と書くのは昔中国で虎を防ぐために作った
竹の柵に由来します

 

 

もがるは逆らう、反抗するという意

 

 

あの音にこんな名前がついているなんて

意外ですね

 

 

竈猫(かまどねこ)

 

竈猫(かまどねこ)

 

寒さのあまり火の消えたかまどにもぐって灰だらけになる猫

 

 
または、かまどのそばで暖をとる猫

 

 

竈は地域によっては「へっつひ」というので

へっつひ猫という事も

 

 

最近は竈猫よりも炬燵こたつ猫の方がよく見かけるかもしれません

炬燵猫も冬の季語です

 

   

枯木星(かれきぼし)

 

 

 

 

葉が落ちた枯れ木の枝越しに見える星

 

  

冬は空気が澄んでいる為

星がとてもきれいに見えます

 

 

しりとり先生
しりとり先生
この冬の間にこれらの風景にであえるとよいですね🍀

Twitter:しりとり先生 @siritorifun (フォローお待ちしております)

  

  

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